参照元:http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1467493053/
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まぁUが好きになった人は俺の脳内にしかいなかったわけだからな
間違いじゃない
本当のことを言ってすっきりしたのは>>1だけ
そうでしかない
ほぼ一方的に伝えて勝手に引退してるわけだからな
相手のことなにも考えないで俺が楽になっただけだ
勝手に女って勘違いされたのが始まりだよ
書き溜めてないけど思い出しながら書いていく
やってたネトゲはFF14
わりと初期からやってたけど、いわゆるネトゲでいうギルド(以下FC)に1度も所属してなかった俺は毎日人が集まる街でボケーっとしてることが多かった
目立ちたいわけでもない、ただ便利な都市で、PTに参加するにも、露天で買い物するにも、なにかを製作するにも便利だったからずっといた
FFじゃなくてもあるあるだとおもうんだけど、見知らぬ人にFCへ勧誘されることが多かった。
ただ、意味もなく参加してないだけだったから、機会があれば入りたいとはずっと思っていた
すまんFCってどういう意味なんだ?
FCメンバー募集なんていっぱいあるからどこに入ればいいだとか、選ぶ基準もわからないのでどうしようもなく困ってたときに、1人のプレイヤーが俺に話しかけてきた
チャラそうな♂キャラ。ネトゲでよくいるナンパ野朗みたいなやつ
ヒマだったからなんとなく会話してみると、チャットだけで楽しかった。
話題も豊富で、ちょっとしたジョークもおもしろくて、チャットだけで2時間くらい経過してたとおもう
>>7
フリーカンパニーの略だ、すまん
ギルドみたいなもんで、チームみたいなものを組める
>>8
ヒューランの♀だ
チャットが終わるとそいつはそのままログアウトしていった。
ひさしぶりに楽しかったなーとか思いつつ俺もログアウトした。次の日
また同じ場所でそいつに会った
「いつも同じ場所にいるんだね」と そいつは俺のことを何度か見かけたことがあったらしい。
2日目で初めて自己紹介をした。そいつの名前は「U」ジョブはタンク(先陣切って敵の注意を引く役目)だった
その日からちょこちょこいろんなコンテンツに行くことになった。
エンドコンテンツも、そいつと2人で野良に飛び込むことも増えていった。
お互い砕けて話せるようになり、フレンド登録もして1ヶ月くらいたったときだったか。
「うちのFCに入らない?」そう誘われた。
あまり人数は多くないけど仲良しで、バトル専門じゃない人が多いと
俺は即OKした。なんせ、機会がほしかった俺にとって願ったり叶ったりだったわけだ
こうしてFCデビューを果たした俺は楽しくてしょうがなかった
FCハウスと呼ばれる、1つの家をみんなで共有するシステムがあり、俺は当然FCに入ったことが無かったため、ハウスがまず新鮮で。
知ったメンバーでたまってだらだらしゃべることの楽しさを味わった。
メンバーの数は10人ほど。
4人が女性プレイヤーだった。俺をカウントするなら5人
メンバーにも慣れ、半年以上が経ち、FCメンバーの何人かがスカイプ会議をしてることを知る。
当然入ってみたかったけど、すでに俺は女性扱いされていたのだ。
女性として扱われることがとても心地よくて、ずっと言い出せず。
そしてスカイプには参加しなかった(聞く専門として参加したことはあった)
俺女の振りすればいけるかも知れないが
自分普通にチャットしてただけで女扱いされた事ある、別に女言葉とか使ってた訳じゃないのに、アバターが女というだけで女扱いとか怖いよな
女に近い口調の人いるからなぁ
別に貢いでもらっていたりしてた訳じゃない。
ただ女性として扱われるのが嬉しかった。
スカイプはいろいろ理由をつけて断った。Uも会議には参加してるようで、スカイプでもUは中心となって話してるような人だった
UとはFCに参加したときよりもっと仲良くなり、他のメンバーから「おふたりさん、アツいね!」と言われるくらいだった
もちろん、ふざけて冷やかしてるってのは俺もUも分かってた
少しずつ。少しずつだけど。Uが俺にたいしての対応が他と違ってきてるのは俺にも分かっていた
俺のこと意識してるんだろうな。思い上がりかもしれないけど、そう感じていった
Uからスカイプに誘われたことはある。
でもそのときも、チャットだけで事足りるから、だとか、そういう理由をつけて断った。
それから誘われることはなくなった。
それからしばらくした日、アップデートが行われた。
そしてとあるコンテンツの追加「エターナルバンド」
エターナルバンド 略してエタバン
FFで結婚することを意味する。
5000円のリアルマネーのか
え?5000円?
ゲーム内で結婚するだけで5000円もするのか?(困惑)
確かゲーム内アイテムの結婚指輪と相乗りできるチョコボとかついてくる
そうなのか、でも相乗りチョコボとか良いな、確かに欲しいかも
実装されてしばらくしてから、Uにエタバンを申し込まれた。
俺の相方になってほしい。そういわれた
俺はすごく悩んだ。でも
それでも俺はOKしてしまった。 たぶん、もうこのときから俺もUが好きっていうか、なんだろう
特別な存在ではあった。
Uは人気者で、俺たちの結婚式にはたくさんの人が集まった。
Uのつながりで、フレンドも大量に増え、とても楽しかった。冷やかされることも嬉しかった。
それでも、FCの会議で他の人と話してるのが辛かった。
俺には話すことが出来ない。
ボイチェンはもちろん考えた
しかし、ボイチェンってあらゆるのを試したが不自然にしかならない。
異常に甲高い声でロボット声にしかならん。
youtubeとか知恵袋でやたらと推されてる「神ボイスチェンジャー」とかいうのは信用するな
俺も騙された人間。
ボイチェンはもともと録音された音声を女声に変えるのは容易だったが、リアルタイムで変換するのは正直無理だった
何度も何度もボイチェンで訓練したが、聞くに耐えない不自然な音声にしかならなかったのであきらめた。
UからVCは全く誘われなくなっていた。
断る理由を考えるのも大変だった俺にとっては嬉しい反面、不安だった
それでもUは俺にチャットで会話し続けてくれていた。
いつかお前が話せるようになったら俺とVCしてくれたらいいから と
そんな優しさに心から胸が痛かった
俺に「好き」だと。そういう風に伝えてくれたのも
その頃から俺は完全にUに依存してるんだなと実感してた。
なにするにもU基準で、装備を作ってプレゼントしたりもした
ある日 俺とUと共通の女性フレンドから話しかけられた
「UくんとVCしないの?」
いやな質問だった。
したくない訳じゃない。できないんだ。
すごく辛かった
環境的にできないから、とやんわり理由をつけたけど、そこで別のことを知る
何人か仲いいひとたちのライングループも存在していた。
バカかもしれないが俺は嫉妬した。
ラインの交換も当然してなかったから、FF外でのUの顔を俺は知らない
ただ、ラインなんていきなり通話かけてこられたりしても困る
俺はひたすらに辛かった
もしかしたらみんなには薄々ネカマだと気付かれてるかもしれない
そう思い始めた。
急いでツイッター垢をつくり、必死に女性であるアピールをした
幸い俺には妹がいたから、妹のてきとうな所持品だとか、妹がラインのタイムライン機能で共有した写真とかにモザイクを入れて俺だと言い張った
しかし虚しさしか残らなかった
俺は女じゃない。たったそれだけだけど。一番どうにもできない部分だった
UはVCできるほかの女性に浮気することなく、ただ俺を好きでいてくれた。
聞けば俺とのノロケを幸せそうに語ったりもするらしい。辛くてしょうがなかった
俺はVCできるまでずっと待ってるから
その一言が重かった
いつまで経ってもUが好きになった人とVCなんて出来るわけがないと
俺が一番分かっているのだから。
ある日俺はUにラインの垢を聞いた
いきなり、なんの前触れもなく。
心よく教えてくれたUは、こころなしか嬉しそうだった。
もう耐え切れないと思った俺は、正直に話すことにした
ラインでこう伝えた
実は女じゃない 男です
女性として扱われるのが嬉しかった。Uには本当にひどいことをした
謝って済むことじゃないけど、すいませんでした
もっと長い文章だったけど、だいたいこんな感じ
Uからの返事はとても長い時間待ってた気がした
なんとなくそうだと思っていた
でも、それでも俺はお前が嫌いにはなれない。
特別な存在だと思ってる。
ゲームの中で今まで通りでいてくれるなら俺はそれで構わない
こういう返事だった
U良い奴だな
正直に話して、今まで通りいれる自信なんてない
俺はFFを引退する。本当にありがとう そしてごめんなさい
ラインのやりとりはだいぶ省略してるけどまとめたらこんな感じ
引退は最後まで反対されたが、引退し今に至る
俺が男だとはみんなに言わない。リアルの都合で引退したとみんなには伝えると
そういわれたとき、自然と俺は涙を流していた
別にそんな悪いことじゃないだろ
その製品名でググったら、詐欺だとかいろいろ出てくるよ。
俺も1万出して買ったけどそこらに転がってる無料のと変わらない
録音した音声を編集するにはピカイチだったけどね。
みんなの言うとおりUがいい人すぎて、これ以上騙し続けるのは本当にきつかった。
生まれ変わったら女に生まれてこれるかもしれない、と自殺を考えたこともあったりした
本当に俺にとっては幸せな時間だった。
Uがあたらしい人とエタバンしたと聞いたので思い出に書きたかっただけだ
一応かんたんに書いたけど、もしなにか質問とかあったら答える